こころの健康観察 NiCoLi
子どものメンタルヘルス及び環境の状況を正確に把握し、特に様々な問題の早期兆候であるメンタルヘルスの不調をスクリーニングすることができるツールです。
児童生徒一人一人の状況を教師が把握するだけでなく、フィードバックシートにより、児童生徒自らが自分の状態を把握したり、保護者と共有したりすることが可能です。
リスクが明らかな児童生徒に対する支援方法に関するマニュアルも合わせて提供しています。
NiCoLiの4つの特徴
- 早期兆候を示すメンタルヘルスの不調を科学的根拠を元にスクリーニングし、早期介入を促進し、深刻化を防止
- 生徒個別のフィードバックシートで、児童生徒が自身の状態を把握したり、保護者との共有が可能
- 科学的根拠に基づく質問、及び即時フィードバックができ、追加アセスメント、フォローアップも用意
- 弊所の他ツールと連携し、子どものメンタル状態や、取り巻く学校環境まで多面的なアセスメントが可能
NiCoLiができること
児童期、思春期の子どもたちは、環境、人間関係、身体の変化など、様々な影響を受けながら成長しています。1人ひとりの健やかな成長のためには、身体だけではなく、こころが健康であることも非常に重要です。
NiCoLiは、エビデンスに裏付けられた調査分析システムによって支援ニーズが高い子どもたちを的確に抽出できます。さらに、学校に求められるその後の対応について、具体的に示したマニュアルも提供。支援ニーズの高い子どもたちの更なるアセスメント方法や、学校としてのフォローアップまでをカバーし、より確かな支援体制づくりをサポートしています。
NiCoLiの効果
- 1児童生徒のこころの状態や取り巻く環境について把握した上で、指導・支援を計画することができます。
- 2日ごろの指導によって児童生徒のメンタルヘルスが改善されたかを客観的に確認することができます。
- 3児童生徒が自分自身のこころの健康状態を振り返り、こころの大切さに気づくことができます。
NiCoLiを支える研究とエビデンス
NiCoLiの質問項目は、メンタルヘルスや環境に関する15問と、体調に関する5問で構成されています。メンタルヘルスや環境に関してはエビデンスのある信頼できる尺度(PHQ-4、JaSC etc.)を採用し、信頼できる分析結果と児童生徒の回答負担軽減を両立しています。
2020年からの3年間で、延べ約300校18万人の児童生徒が利用。NiCoLiによる児童生徒のメンタルヘルス調査分析は、日本教育心理学会、日本LD学会などでも注目を集めました。
また、これまでの国内での研究では、NiCoLiのような子どものメンタルヘルス調査を継続するだけで、子どもの抑うつや不登校の改善が見られたとの結果が得られています。
NiCoLiのポイント
1
児童生徒回答負担に配慮、低学年と
高学年で言葉や選択肢を調整
2
心配な回答結果をカラーで
ハイライト
3
児童生徒個人の分析結果とともに、
先生向け解説と児童生徒向け
アドバイス